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古本・ゲーム・DVD販売業界のレポートポイント

古物商|古本

  • 古物市場の中でも最もメジャーな部類に入る。商品の単価が低く、顕著な成長を見せている市場であり、ライバルも多い。
  • 買取のジャンルを幅広く持ち、定番となる商品のみならずマニアックな品ぞろえを豊富にし、顧客の満足度を高める。
  • 複合的商品を扱うことが必要となってくると、やはりそれ相応の店舗規模が必要となってくる。顧客管理・在庫管理のシステム化が必須となる。
  • 万引きなどをしてきた盗品が持ち込まれる確率が非常に高い業種となる。間違って買い取ってしまったりすると営業停止などの手痛い処分を受けることもあるので他業種以上に注意が必要
  • 売主がそのまま買主となる場合が非常に多い業種になる。買取価格の明確化など、売主に配慮した対応が求められる。サービス業であるという意識が大切になる
  • 商品の回転率が非常に良いのが特徴である。特に品薄になりがちな人気の商品の仕入れは、たとえ利幅が少なくとも積極的に行わなければならない

業界 詳細レポート

 

 

大手FC加盟店がこの業界を一新したのは皆さんもご存じだろう。
研磨機器や洗剤などを使用しきれいに磨き上げた古本は、新品と見間違うほどであり、最初は半額にして3か月たっても売れないものはすべて100円の特価品として販売し在庫を処分する。店内は明るくきれいでCD・DVD・ゲーム機器までも揃っている。管理人である私も幾度となくお世話になっている。

 

このような形態を追随するように多くの古書店はこのチェーン店のような営業形態をとっている。

 

古本屋などを開業するにはある程度の「本」の知識が必要とされていたが、このように体系化されたFCシステムが出来上がったことで参入しやすくなったともいえる
すなわち、明確な査定、商品の回転効率の維持、市場動向などの情報収集など、かなりの経験がなければなかなか難しいこのような問題を一気に解決してくれる。

 

しかし、古くからの所謂「古書店」の人気もまだまだ衰えてない。神保町周辺などの古書店などはまだまだ人の集まる店が軒を連ねている。
絶版した本や、商品の回転率を重視した大型のチェーン店では扱わないような古書がここにはあるからだ。
このような、専門書、愛蔵本、研究書などを求める需要は確実にある。このようなニーズにこたえるような路線で事業展開するのも面白いかもしれない。もっとも、商品の回転率は低くなる。

 

ロマンを求めるか、事業として捉えるかによって、その営業形態は大きく変わる。