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ファッション・小物業界のレポートポイント

古物商|古着

  • 時計やブランド品の鑑定には専門的な知識が必要となるので、弟子入りなどして鑑定技術を習得しておく必要がある。偽物をつかまされる率が最も高い市場と言える。
  • 人気の根強い腕時計は、年代別の人気動向や商品のバックグラウンド情報などの知識も必要となろう「お客さんのほうが詳しい」では話にならない。
  • 宝飾品のリサイクル・リメイク販売市場はまだまだ参入の余地がある、修理やリメイクの技術が必要となり、専門店も増えつつあるが、効果的な広告戦略を行っている事業所は少なく狙い目だ
  • 古着屋もライバルの多い部類に入る。ありきたりなものを扱うだけでは、廃業は免れないだろう。
  • 衣類全般を扱うならば価格で勝負、そうでないなら商品のセグメント化を図る必要がある
  • 洋服だけでなく、靴やバック、小物などのトータルコーディネートを考慮した商品ラインナップを構築する
  • 店内の内装、外装、店舗名などにも気を配り、お店自体のブランディングを図る
  • 商品の人気動向などを常に意識し、情報収集を怠らない
  • ブランドもの、ビンテージものを取り扱う場合、独自の輸入ルートを確保しておく必要もある

業界 詳細レポート

 

古着屋や、中古ブランド品を多く利用する人と言ったらどのような層が思い浮かぶだろうか。
主に20代〜30代の若者といったイメージを抱く方が多いのではないだろうか。実際にこの点についての調査を行ったマーケティング会社のデータを見ると20代〜60代の男女に対して「普段、古着屋・中古ブランド品店を利用していますか」というアンケートに対して全体では18%がよく利用している、たまに利用していると回答し、男女比率は1:2となっており、女性の方が男性の2倍の利用率であることが分かった。またその年齢層は20代が26・5%ともっとも高く30代が20.5%、40代が18%、50代が14%と年齢が上がるにつれてその利用率が下がっている。
この結果をオーソドックスに評価すれば、女性の比較的若い層をターゲットにサービス展開すれば成功しやすいように見えるが、男性客の中に眠る潜在顧客層の開拓による販売戦略も悪くなさそうだ。
又、高年齢層についても確実に需要はあるといえる。子供服などの特定の層を狙ったリサイクルショップなどが流行ったが、高年齢層を狙った事業展開も今後注目していきたい。

 

利用経験者に対する利用頻度のアンケートの結果から何か読み取れないだろうか、見てみよう。
このアンケートに対しては、3年に1回未満が最も多い23%で、続いて2〜3か月に1回が20%、半年に1回が18%と回答しており、顧客のリピート率を以下に上げていくかが成功のポイントと言えそうだ。
しかし、利用をしたことがない人に対して「今後利用してみたいですか」という質問をしたところ、20%が利用してみたい・機会があれば利用してみたいと回答しており、潜在的な顧客層は確かに存在することが読み取れる。ここでも若い女性の利用意向が高い数値を示している。

 

言うまでもないが、インターネットを利用した販売戦力を考えるのは当たり前の時代となってきている。特に若い層がターゲットとなる服飾関係の業態では、ヤフー・楽天などといったインターネット内にショップを持つことは必須と言っていい。
インターネットショップ提供側についても、店舗の誘致には積極的に行っており、楽天では19500円からという非常に低料金での出店プランも用意されている。

 

単純に洋服やバックなどのリサイクルだけにとどまらず、クリーニングや修理・リメイクを同時に請け負うような事業形態も登場してきている。単なる古着屋ではなく、服飾関係の何でも屋といったイメージだろうか。
着物や浴衣など、比較的ニッチな市場にも注目していきたい。