古物商・古物商許可証取得を無料で伝授

買取時の本人確認方法

eBayや価格比較サイトを利用した副業に必要な古物商・古物商許可の取り方を無料で伝授。

 

 

インターネット利用や、FAX、電話による受付など、取引相手と直接会うことなく古物の買受けなどを行う場合、相手が申しでた住所、氏名等が本当のものであるか、「なりすまし」ではないか、確認する必要があります。ネットオークションなどを利用している場合、よくぶち当たる壁ですね。

 

めんどくさいというのが本音でしょうけど、これを怠ると違反となり、処罰されることがありますし、盗品の処分先として利用された場合は、皆さん自身も損害を被ることがあります。十分注意する必要があります。
この本人確認でよくやってしまう間違いに「免許証のコピーを送ってもらう」だけで終わらせてしまうことです。この「免許証のコピーを送ってもらう」だけの方法では、本人確認は不十分で違法の評価を受けてしまいますので注意してください。

 

以下に、具体的な確認方法を示します。

 

相手に本人限定受取郵便等により古物の代金を送付する契約を結ぶこと。

「古物の代金を本人限定受取郵便にした現金書留で支払う」といった方法が考えられます。
個人間の売買だと、この方法がもっとも現実的な方法かもしれません。

 

相手に本人限定受取郵便等を送付して、その到達を確かめること。

申込みを受けた相手の住所名前宛で本人限定受取郵便等で

  • 受付票等を送付し、到着した旨の連絡をもらう。
  • 受付票等を送付し、古物と一緒に送ってもらう。
  • 往復ハガキを送付し、返信してもらう。
  • 番号等を付した梱包キット等を送付し、それで古物を送ってもらう。

等の方法が考えられます。

 

相手から本人確認書類(運転免許証、国民健康保険者証等)のコピー等の送付を受け、そこに記載された住所宛に簡易書留等を転送しない取扱いで送付して、その到達を確かめ、あわせてそのコピー等に記載された本人名義の預貯金口座等に代金を入金する契約を結ぶこと。

  • 相手に、免許証等のコピー等と古物を送付してもらい、見積書を転送しない取扱いで簡易書留で送付し、相手から返事を貰った後、代金を本人名義の預貯金口座に振り込む。
  • デジタルカメラや携帯電話のカメラ機能で撮影した免許証などの本人確認書類の画像をメールに添付して貰って相手方から申込みを受け、古物商がその住所、名前に当てて、宅配業者の集荷サービスによる集荷を依頼し、その住所、名前の者から集荷が行われたことを確認した上で、その者の名義の口座に代金を振り込む。

等の方法が考えられます。

 

相手から印鑑登録証明書と登録した印鑑を押印した書面の交付を受けること。

個人: 古物の買取相手から、印鑑登録証明書と登録された印鑑の押された申込書(住所、氏名、年齢記載)を古物と一緒に送ってもらう。
法人: 法人の社印が押印された書面とその印の印鑑登録証明書の送付を受ける。
等の方法が考えられます。

 

相手から住民票の写し(※コピーのことではありません抄本などのことです)等の送付を受け、そこに記載された住所宛に簡易書留等を転送しない取扱いで送付して、その到達を確かめること。

個人: 相手から住民票の写し(※コピーのことではありません)と古物の送付を受け、転送しない取扱いで代金を現金書留で支払う。
法人: 法人の登記事項証明書の送付を受け、そこに記載された住所宛に簡易書留等を転送しない取扱いで送付して、その到達を確かめる。
等の方法が考えられます。

 

相手から住民票の写し等の送付を受けて、そこに記載された本人の名義の預貯金口座に古物の代金を入金する契約を結ぶこと。

個人: 相手から、古物と一緒に住民票の写し等の送付を受けて、その名前の名義の預貯金口座に代金を振り込む。
法人: 法人から登記事項証明書の送付を受け、そこに記載された法人名義の預貯金口座に古物の代金を入金する契約を結ぶ。
等の方法が考えられます。

 

相手から電子署名を行ったメールの送信を受けること。

個人で電子署名をすることができる人は少数でしょうから、おもに法人向けの方法と言えるでしょう。